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『自転車泥棒』  88分/モノクロ/1948年
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 主演:ランベルト・マジョラーニ
受賞:第22回名誉賞
第二次大戦後のローマ。失業中の父親と子の絆を中心に、敗戦国イタリアの混乱した時勢を浮かび上がらせるネオレアリズモの巨匠デ・シーカ監督の代表作。
『或る夜の出来事』  105分/モノクロ/1934年
監督:フランク・キャプラ 主演:クラーク・ゲイブル
受賞:第7回監督賞ほか5部門
婚約者のいる富豪の令嬢エリーとしがない失業中の新聞記者ピーターの出会いから、二人が恋に落ちるまでを描いたロマンティック・コメディの傑作。
『シマロン』  123分/モノクロ/1931年
監督:ウェズリー・ラッグルス 主演:リチャード・ディックス
受賞:第4回作品賞ほか1部門
土地獲得競争で失敗し、新聞社を起こしたヤンシーだが、彼は定住することなく、冒険を求めて旅立った。近代化に向かう西部を舞台に、男の一生を描いた大河ドラマ。
『オール・ザ・キングスメン』  109分/モノクロ/1949年
監督:ロバート・ロッセン 主演:ブロデリック・クロフォード
受賞:第22回作品賞ほか2部門
政治の腐敗を見かねて知事選に出馬した男。彼は二度の落選から理想主義を捨て、独裁的な権力の虜となって自滅していく……。主演は「ボーン・イエスタデイ」のB・クロフォード。
『新婚道中記』  91分/モノクロ/1937年
監督:レオ・マッケリー 主演:アイリーン・ダン
受賞:第10回監督賞
夫のジュリーは妻のルーシーに嘘をついて外泊するが、ルーシーも一晩家を空けていたことを知る。帰宅した妻を夫は咎めるが、逆に自分の嘘が明らかになってしまい……。
『チップス先生さようなら』  114分/モノクロ/1939年
監督:サム・ウッド 主演:ロバート・ドーナット
受賞:第12回主演男優賞
不器用だけど実直な名教師チップス。彼が新任教師から校長となるまでをR・ドーナットが鮮やかに演じた。教育現場系ドラマのオリジナルにして最高傑作。
『ボーン・イエスタデイ』  102分/モノクロ/1950年
監督:ジョージ・キューカー 主演:ジュディ・ホリデイ
受賞:第23回主演女優賞
経営者のハリーと愛人のビリーは、事業拡大のためにワシントンにやってきたが、ビリーは頭の回転が悪く、ジャーナリストのポールが彼女の教育をすることになるが……。
『駅馬車』  96分/モノクロ/1939年
監督:ジョン・フォード 主演:ジョン・ウェイン
受賞:第12回助演男優賞、作曲・編曲賞
ニューメキシコに向かう駅馬車に乗り合わせた男女の人間模様を中心にアパッチ族との闘い、息詰まる決闘などを描いた西部劇史上に残る傑作。
『スミス都へ行く』  129分/モノクロ/1939年
監督:フランク・キャプラ 主演:ジェームズ・スチュワート
受賞:第12回原案賞
急死した議員の空席を埋めるために担ぎ出された田舎者のスミス。意気揚々とワシントンにやってきたが、腐敗した政治のパワーゲームに巻き込まれてしまう……。
『ローラ殺人事件』  87分/モノクロ/1944年
監督:オットー・プレミンジャー 主演:ジーン・ティアニー
受賞:第17回撮影賞
広告代理店に勤務する美女ローラが、顔を吹き飛ばされた銃殺死体となって見つかった。事件を担当した刑事は、ローラと関わりのあった三人の容疑者に絞って捜査を始めるが……。
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