第一次大戦下、砲撃で地下室に閉じ込められた男女。その中の一人の牧師が現状をノアの大洪水になぞらえて説き始める。巨匠M・カーティスが、巨大セットとミニチュア特撮を用いて手がけたスペクタクル史劇！

ロシア史上最強の女帝エカチェリーナ2世の半生を描く。プロイセン王国の令嬢ゾフィーは、若くしてロシア皇太子ピョートルの妃候補となる。希望と期待に胸を膨らませロシアに向かうゾフィーだったが……。

西暦64年のローマの大火の犯人はキリスト教徒だとして、弾圧を開始したネロ。司令官のマーカスは、迫害に苦しむ娘マーシアと出会い、恋に落ちるが、ネロの愛人ポッペアの嫉妬によって二人は……。

4世紀のローマ。帝国一の富豪ファビウスの宴席に招かれたルアールは、キリスト教徒であることを隠し屋敷を訪れる。ファビウスの娘ファビオラと恋に落ちたルアールだったが、ファビウスが何者かに殺され……。

18世紀、イングランドに反旗を翻すスコットランドの氏族が次々と制圧される中、ロブ・ロイ率いる氏族だけが最後まで抵抗する。スコットランドの英雄ロバート・ロイ・マグレガーの半生を描いた史劇。

新約聖書にある「サロメ」の物語を基にした映画は何本も作られているが、本作のストーリーは原作とは少しかけ離れている。しかしサロメの妖艶な踊りを、R・ヘイワースが魅力的に熱演している。

紀元前9世紀のイスラエル。アハブ王は周囲に反対されながらも、邪教の神バアルを崇拝するフェニキアのイゼベル姫を王妃に迎えようとする。しかし護衛に向かわせた家臣のイエフが、イゼベルと恋に落ち……。

イエス・キリストの伝記映画は数多く存在するが、本作はスペクタクル映画の巨匠C・B・デミルが分かりやすく描いている。デミルの凄さをこの世に知らしめた作品でもあり、キリスト復活のシーンがカラーとなっている。

人間の心の狭さをテーマとして時代ごとに4つの物語が語られる。無実の罪で死刑宣告を受ける青年、キリストの受難、ペルシャに滅ぼされるバビロン、宗教改革中のフランスでの虐殺事件が描かれ、寛容が説かれた作品であ る。

南北戦争とその後の連邦再編時代のアメリカが舞台。北部と南部、それぞれの一家庭の家族史とともに、黒人奴隷解放やリンカーン大統領暗殺が併せて語られる。白人の視点にたった歴史ドキュメンタリータッチの作品。